概要

ホームセンターと家具は、住まいに関わる商品を扱う専門店です。家具では、企画から製造・物流・販売までを自社で手がける企業が、価格と品ぞろえで大きく伸びました。ホームセンターは地域ごとの中堅のチェーンが多く、買収と統合で上位への集約が進んでいます。いまは、自社で企画した商品の強化と、職人などプロの顧客への販売、ネットと店舗をつなぐ買い物の仕組みが競争の中心になっています。

含むもの

  • ホームセンターのチェーン
  • 家具・インテリアの製造小売
  • プロの職人向けの店舗

含まないもの

  • 住宅の建設・リフォームを本業とする企業(建設・不動産の業界で扱う)
  • 生活雑貨の専門店(「生活雑貨・100円ショップ」で扱う)

構造と主要企業

  1. 01

    家具・インテリアの製造小売

    家具とインテリア用品を自社で企画・製造し、物流から販売までを一貫して手がける。

    ニトリホールディングス、島忠

  2. 02

    ホームセンターのチェーン

    住まいの修繕・園芸・日用品などを幅広く扱う。プライベートブランドとプロ向けの販売を強めている。

    カインズ、DCMホールディングス、コーナン商事、アークランズ

家具の製造小売がホームセンターを買収するなど、業態の境目を越えた再編が起きている。ホームセンターどうしの統合も続いている。

コミュニケーションの課題と視点

この市場セグメントの競争の構造から、コミュニケーションで想定される課題と、考えるための視点を整理したものです。いずれも Relens の分析・仮説です。

  1. 01住まいを整える生活者

    「広すぎて探せない」を解消する

    背景

    ホームセンターは数万点の商品を扱い、売り場が広い。

    想定される課題

    目的の商品を探しにくく、ネット通販で済ませる客が増える。

    視点

    アプリでの売り場の案内や在庫の確認、作業の手順の解説など、買う前後の手間を減らす仕組みを示す。

  2. 02職人・事業者(プロの顧客)

    プロに選ばれる品ぞろえと時間

    背景

    建設や設備の職人は、朝早くに必要な資材をそろえる必要がある。

    想定される課題

    一般の客向けの店と同じ見せ方では、プロの利用の利点が伝わらない。

    視点

    早朝の営業・まとめ買い・現場への配送など、プロの仕事の時間を短くする価値を具体的に示す。

  3. 03投資家

    買収と統合の効果を見せる

    背景

    ホームセンターと家具の業界では、買収による規模の拡大が続いている。

    想定される課題

    店舗のブランドやシステムが混在したままだと、統合の効果が見えにくい。

    視点

    仕入れ・物流・プライベートブランドの共通化の進み具合を、目標と実績で示す。

  4. 04地域社会

    災害と暮らしを支える店舗の役割

    背景

    ホームセンターは災害時の物資や住まいの修繕の需要を支える。

    想定される課題

    平時には安売りの店としか見られず、地域の拠点としての役割が伝わりにくい。

    視点

    自治体との協定や災害時の営業の実績を発信し、地域の備えの拠点としての姿を示す。

競合・提携・出資の関係

  • グループ2件
    • ニトリホールディングス→島忠

      グループ会社[1]

      ニトリHDのグループ会社一覧に、ホームセンターと家具の島忠が国内のグループ会社として載っている。

    • カインズ→ハンズ

      ベイシアグループ[2]

      カインズの企業サイトは、ハンズをベイシアグループの専門店の一社として紹介している。

この市場セグメントの用語

ホームセンター
住まいの修繕・園芸・ペット・日用品などを幅広く扱う大型の専門店。
製造小売
商品の企画・製造から販売までを一つの企業が手がける形。家具ではニトリが代表例。
プロショップ
職人などプロの顧客に向けて、資材や工具を専門に扱う店舗。
DIY
Do It Yourselfの略。住まいの修繕や家具づくりを自分で行うこと。

出典

  1. グループ会社一覧(新しいタブで開きます) ニトリホールディングス公式サイト
  2. ベイシアグループについて(新しいタブで開きます) カインズ公式サイト