概要
リース・ノンバンクは、預金を集めずに資金を調達し、企業の設備や個人の資金の需要に応える市場セグメントです。総合リースの大手は、事務機器や産業機械のリースから始まり、航空機・不動産・再生可能エネルギーなどの資産を持って運用する投資の事業へと領域を広げてきました。消費者金融は、銀行グループの傘下で再編され、カードローンや銀行のローンの保証を担っています。金利の上昇で資金の調達の費用が上がるなか、どの資産に投資し、どう入れ替えるかの判断が各社の収益を左右しています。
含むもの
- 総合リース
- 航空機・自動車などのリース
- 消費者金融(カードローン)
含まないもの
- 銀行の融資(01 銀行で扱う)
- クレジットカードの決済(04 決済・フィンテックで扱う)
構造と主要企業
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01
総合リース・金融サービス
設備のリースを基盤に、航空機・不動産・エネルギーなどの事業への投資と運営に広げる。
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02
消費者金融
個人にカードローンで資金を貸し、銀行のローンの保証も手がける。
コミュニケーションの課題と視点
この市場セグメントの競争の構造から、コミュニケーションで想定される課題と、考えるための視点を整理したものです。いずれも Relens の分析・仮説です。
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01投資家
「リース会社」の枠に収まらない事業をどう説明するか
背景
大手は、航空機・再生可能エネルギー・不動産など、資産を持って運営する事業の比率を高めている。
想定される課題
事業が多岐にわたり、何で稼ぐ会社なのかが伝わりにくい。複数の事業を持つことで評価が割り引かれやすい。
視点
事業ごとの資産の大きさと利益率を示し、資産の入れ替えで利益を生む考え方を一貫して説明する。
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02出資する企業・提携先(銀行・商社・通信会社)
提携の成果を外に見せる
背景
リース会社の多くは、銀行・商社・通信の企業と資本で結びつき、共同で事業を行っている。
想定される課題
提携が資本の関係にとどまって見えると、相乗効果が評価されない。
視点
提携先の顧客や技術を生かした事業を、具体的な案件の数と規模で示す。
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03設備の導入を考える企業
リースを「借り方」ではなく「使い方」の提案にする
背景
企業の設備の投資は、脱炭素やデジタル化の対応で中身が変わり、保守や入れ替えまで含めた提案が求められている。
想定される課題
資金の調達の手段としてだけ見られると、金利の比較で選ばれる。
視点
設備の選定から保守・入れ替え・再利用までを含めたサービスとして示し、環境への効果も合わせて伝える。
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04社会・個人の利用者
借りることへの不安と信頼
背景
消費者金融は貸し出しの上限の規制のもとで営まれ、過去の多重の債務の問題の記憶も残っている。
想定される課題
広告の印象だけが先に立つと、責任ある貸し出しの取り組みが伝わらない。
視点
返済の計画の相談や、借り過ぎを防ぐ仕組みを分かりやすく示す。困ったときの相談の窓口を明確にする。
競合・提携・出資の関係
この市場セグメントの用語
- リース
- 企業が必要とする設備をリース会社が購入し、一定の期間、料金を受け取って貸し出す仕組み。
- オペレーティング・リース
- リース会社が資産を持ち続け、期間の終わりに残る価値も見込んで貸し出す形。航空機のリースなどで使われる。
- ノンバンク
- 預金を受け入れずに、借り入れや社債などで資金を調達して貸し出す金融の会社。
- 総量規制
- 消費者金融などからの個人の借り入れを、原則として年収の3分の1までに制限する規制。